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米沢の家 修景計画

 茅野市米沢の民家の残る地域に違和感なく位置する。蔵の一部を住宅用の物置に改造しながら和室スペースとの間をギャラリーに仕上げ新しい空間がやさしく寄り添って全体の修景のムードを高めていく。季節の声に耳をかたむけ敷地や環境を読み取り始めるとしだいに室内空間も充実してくる。見えないものが見えてきたとき、それは喜びに変わる。暮らしをどのように環境と繋げていくか?それが住宅作家としての腕のみせどころではないだろうか?

引戸とドアを組み合わせた玄関建具
 車椅子使用のバリアフリーを考慮した玄関。玄関までのアプローチに階段と共にスロープも設けました。玄関建具は2本の引違戸とドアを設け、必要に応じて大きな開口で出入りを容易になるよう配慮しています。また開き戸の受け柱は取り外す事も可能な設計としています。

玄関ホール
 格子が空間を引き締める玄関ホールの一角に遊び心のある飾り棚を設けました。間接照明も配して幻想的な雰囲気となっています。

家族室
 畳に障子と薪ストーブと煉瓦壁の西洋の趣きが調和する家族室。

キッチン
 奥様と打ち合わせを重ねて設計したキッチン。

浴室と洗面脱衣室
 桧の香る空間となっています。

ロフトのある子供室

和室

写真撮影・写真著作:写真家 林 安直

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