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花咲町の家

 諏訪湖に程近い、下諏訪町の商店街の一角に位置する住まい。
通り沿いに店舗、敷地奥に既存のプレハブ造の住まいがある細長い敷地全体の修景計画。
今回店舗を建て替え、既存住宅までを繋ぐ形で新しい住まいの拠りどころを構築しています。

店舗の看板と店内の様子
 敷地全体の修景に合わせ、店舗看板もデザインしました。店舗内は天井を高めにとり明るい店内に。道路側は周囲の昔ながらの商店街の景観に配慮し、ボリュームを抑えて調和させつつ、楽しいショーウィンドーを計画しました。

住まいの玄関
 黒ガルバリウム鋼板の凛とした外壁と優しい木部の調和した玄関。住まいの顔となる玄関ドアは木部に合わせデザインした建具としています。

太陽の恵みを住まいに
 この住まいは太陽の日射熱を建築の外部面で集め、室内に導くアクティブソーラー住宅として設計を行いました。 冬季の天気の良い日には集熱部で太陽に温められた暖かい空気を取り込み、およそ20度ぐらいの温度になった空気を室内のダクトから出して循環させることで冬季の暖房補助としての機能を果たします。
 もちろん太陽の出ない朝晩や天候不順時は暖房を使うことになりますが、好天時は太陽の恵みを室内に十二分に取り込むことができるエコシステムです。

軒先の吸気口

太陽熱集熱壁

室内の熱集温風吹き出し口

集熱壁操作盤

雑誌iemado-αに掲載された本建築のアクティブソーラー

設計コンセプトのスケッチ
 細長い敷地を店舗から既存の住まいをどのように繋ぐのか、太陽を導くように南側に開く間取り動線を検討している初期スケッチ

 協力:iemadoα 撮影:土居政則

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